太陽光発電を始めようと思ったけど、
屋根の形状が向いてないって言われた…

太陽光発電に向いてる屋根ってどんな形なんだろう?

ほかに設置する方法ってないのかな??

 

 

太陽光発電では、発電パネルを屋根に設置する必要があります。

また日照量も発電量に大きく関わりますので、
設置する屋根の形状や方角によっては発電量が下がるため、
設置をやめたほうがいいといわれることもあります。

 

太陽光発電では、
なぜ屋根の形状やその向きが重要視されるのでしょうか。

その理由や、太陽光発電に向いている屋根の形状など、
新築で太陽光発電の設置を考えている人に役立つ情報をまとめました。

また、太陽光発電の設置が難しい場合でも、
他にできることはないのか、その方法などについてもご紹介します。

 

なぜ太陽光発電では屋根の形状や向きが重要?

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太陽光発電は、日照量と日照時間が重要なため、
屋根の形状や向きが影響します。

〇設置方角による影響

太陽光発電は、太陽光の日照量により発電量が左右されます。

北向きであっても発電は可能ですが、最大発電量を100とすると、
北向きの場合の発電量は70から60程度となります。

そのため、日照量が少しでも多く得られるよう、
南向きにパネルを多く設置することや、角度に注意する必要があります。

太陽光発電を設置する方角を間違えると、
十分な発電量が得られず初期投資が回収できない恐れがあるためです。

太陽光発電は、設置後の売電で初期投資を回収する仕組みですので、
それができない場合は設置をあきらめたほうがいいといわれます。

〇屋根の形状も影響してくる

また屋根の形状によっては、パネルが多く設置できない
パネルの固定に追加工事が必要な場合もあります。

そのほか、海に近い場合は塩害対策が必要なこともあります。

初期投資が増加すれば、回収にも時間がかかります。

追加工事や屋根の補強などの費用が高額になる場合は、
設置を断念する必要もあるのです。

しかし家を新築する、またリフォームなどで屋根を選べるのなら、
太陽光発電に向いた屋根にすることが可能です。

 

では、どのような屋根が太陽光発電に向いているのか、
詳しく見ていきましょう。

 

太陽光発電に向いている屋根の形状や向きとは?

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太陽光発電に向いている屋根は、
南向きの片流れ屋根、パネルの設置は真南に傾斜角度30°です。

この屋根が発電量がもっとも高くなるのでおすすめです。

では、日本家屋の屋根の種類ごとに、
太陽光発電に向いているかどうかを見ていきましょう。

〇日本で一般的に多い形状の「切妻屋根」

日本で一般的に多い屋根の形状は、
切妻屋根」と言われる長方形の屋根が山型に合わさっているものです。

長方形なので太陽光パネルが乗せやすく、
多くの面積を確保することができます。

しかし切妻屋根は屋根の向きが南北に向いている場合はいいのですが、
土地の条件によっては面が東西に向いてしまうこともあります。

そうなると発電量はおちてしまいます。

〇日本で二番目に多い形状の「寄棟屋根」

次に多いのは「寄棟屋根」と呼ばれる屋根で、
これは四方向に屋根があり、集合住宅などで多く見られる屋根です。

この場合、家の向きがどちらであっても、
太陽光が当たる屋根がありますのでパネルを設置することができます。

ただし四方向にあるために屋根の面積が少なくなり、
パネルをあまり置くことができません。

一面に多くパネルを置くか、二面に置くなど対策を考える必要があります。

〇最近増えてきている形状の「陸屋根」

最近では鉄筋コンクリートの家などで、
屋根がフラットになっている「陸屋根」と呼ばれる家も増えてきています。

ただし太陽が真上を通ることはないため、
パネルを設置するためには傾斜をつけねばならず設置に費用がかかります。

また風の影響を受けやすいため、補強なども必要となり、
日照量によっては設置に向かない場合もあります。

〇オススメの形状が「片流れ屋根」

おすすめの形状である「片流れ屋根」ですが、
屋根が一面のみであるため、屋根全体にパネルを乗せることができます。

しかし住宅密集地では、建築基準の問題があり、
北側に傾斜をつけることが必要となります。

住宅密集地でなく、制限がなければ、
南向きの片流れ屋根にすると発電量が多くなります。

 

屋根の面積を大きく取るか、また三方向など多くパネルを設置するか、
気候や気象条件なども考慮して、最適な屋根を選ぶことが大切です。

しかしこれらの条件をクリアする事が難しい場合、
太陽光発電の設置はあきらめるしかないのでしょうか。

ほかに方法はないか、詳しく見ていきましょう。

 

太陽光発電は屋根以外にも設置できる?

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屋根に設置が難しい場合、
カーポートや物置の屋根に設置する事も可能です。

そのほか空き地や田畑などがあるなら、
野立てという地面にパネルを設置する方法があります。

屋根の向きや形状で設置が難しくても、
他の場所に太陽光発電を設置することは可能です。

 

ただし景観をそこねてしまう、また発電量が少ない場合もある、
といった問題点もありますので注意が必要です。

最近では太陽光発電モジュールを搭載したカーポートなどもあり、
重量などの心配をしなくて済むので、
新規に設置するなら考えてみてもいいでしょう。

 

またある程度広い土地の確保が必要となりますが、
空き地や田畑などにパネルを設置する方法もあります。

ただし設置費用は屋根よりも高くなってしまうので、
売電による収入を見込むためには多くのパネルを設置する必要があります。

屋根にパネルが設置できない場合でも、太陽光発電を行うことは可能ですが、
費用面や将来の回収など、よく計算をした上で導入するようにしましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

太陽光発電には、日照量の確保が大きな課題となります。

 

従来の家では瓦の問題や屋根の形状によっては、
追加工事や補強工事が必要なため、初期投資がかかることも少なくありません。

また太陽光発電はパネルを南向きに設置するのがおすすめですが、
集合住宅では南向きの屋根がない場合もあります。

新築であれば、切妻屋根や片流れ屋根にすることで、
太陽光発電に合わせることが可能です。

しかし屋根の形状が選べない、
また建築基準の制限などで屋根にパネルが設置できない場合は、
カーポートや物置にパネルを設置する方法もあります。

さらに空き地を所有しているなら、
土地活用として太陽光発電を行うことも可能です。

 

初期投資はかかりますが、
回収が見込めるならぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。