太陽光発電で発電した電力を売電できるのは知っているけれど・・・

ダブル発電で発電した電力の買取価格はそのままなの?

 

 

太陽光発電の普及と共に、
よく耳にするようになる言葉のひとつが「ダブル発電」です。

太陽光発電と同じように発電した電気を売電することができるのですが、
太陽光発電のみの場合とはちょっと勝手が違います。

 

ここではダブル発電の仕組みや、ダブル発電にした場合の買取価格など、
気になるダブル発電についてまとめていきます。

 

ダブル発電の買取価格の平均相場とは?

Original update by:かえるWORKS

〇ダブル発電とは?

通常、太陽光発電で発電された電気は、
住宅用であれば家庭内で使用して余った電力を売電して、
それを収益として得ることができます。

では、その余った電力を電力会社に売らずに、
住宅用蓄電池やバッテリーに蓄電することによって、
太陽が出ていないような夜間に使用するようにするとどうでしょうか。

すると、太陽光パネルの規模によっては、
電気料金が一切かからなくなり、太陽光だけで生活するのが可能になります。

これがダブル発電です。

 

更に、ダブル発電を自宅の電力に使うのではなく、
電力会社に売電するとします。

すると太陽光発電のみの時よりも、
売電できる電力が増えることになるのです。

収益がアップして、お得な感じがしますよね。

〇ダブル発電の場合の売電価格

しかし、ダブル発電に該当した場合、
残念ながら通常の売電価格より値段が下がります。

例として見ていくと、調達期間10年間で10kW未満の場合、

  • 出力制御対応機器設置義務なし ・・・ 25円/kWh
  • 出力制御対応機器設置義務あり ・・・ 27円/kWh

 

という平均相場の結果になります。

これは太陽光発電のみで発電した売電価格よりも、
6円前後マイナスになる計算です。

もちろんこれには理由があるので後記していきますが、
ダブル発電で売電できる電気が増えれば、
単純に収益が増えるという計算にはならないのです。

 

ダブル発電はホントにお得?

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果たして、ダブル発電はお得なのでしょうか。

家庭用蓄電池を使用したダブル発電は、太陽光発電の有無や、
オール電化などの条件によって損得は変わってきます。

よくあるケースを例に見ていきましょう。

〇オール電化住宅であり、太陽光発電と併用する場合

家庭用蓄電池に興味を持つ人の多くは、
既に太陽光発電を自宅に導入している人が多いです。

実際にインターネットで検索しても、
太陽光発電と蓄電池の併用がおすすめされています。

太陽光発電と家庭用蓄電池の併用には、
シングル発電・ダブル発電という2つの使い方があります。

  • 太陽光発電と蓄電池の2つの発電機器を、同時に使うことができるダブル発電
  • 太陽光発電と蓄電池の2つの発電機器を、同時に使うことができないシングル発電

 

ダブル発電にすると、
上記したように売電価格が下がってしまいます。

〇オール電化住宅であり、家庭用蓄電池のみを設置する場合

太陽光発電を使わない場合は、電気料金の安い夜間に充電し、
昼間に蓄電池を利用することでその差額が節約分になります。

家庭用蓄電池単体の場合は、節約効果がダイレクトに反映されるので、
電気代の節電効果が高くなるでしょう。

天候に左右されることなく、
安定的に毎日、蓄電池の電気を使えるのもメリットです。

〇オール電化でない住宅で、家庭用蓄電池を設置する場合

太陽光発電も、オール電化もない家庭の場合、
電気料金が最も高いパターンとなってしまいます。

オール電化の場合は、昼間の電気代に割引があります。

しかしこのケースの場合は割引が効かないので、
日中と夜間の電気代の差分が大きいといえます。

蓄電池に電力を貯めようとしても、
オール電化のように料金が安い時間を有効活用できないので、
普通に電気を使っているのと大して変わりません。

 

このようにダブル発電をするのであれば、
太陽光発電やオール電化と蓄電池の組み合わせならお得になると言えます。

しかし太陽光発電もオール電化も初期費用がかかるのは事実です。

今後の技術の進歩も見据えて、
将来の選択肢として考えておくのもいいかもしれません。

 

ダブル発電の買取価格が下がらない上手な選び方!

Original update by:RRice

 

ダブル発電で発電した電力を、電力会社に買い取ってもらおうとすると、
太陽光発電のみで発電した電力よりも、
売電価格が下がってしまうというお話をしました。

それには理由があります。

そもそも太陽光発電の電気が高く買い取られるのは、
再生可能エネルギーの普及のためなのです。

「再エネの電気」と蓄電池の電気の混ざった「再エネでない電気」を、
太陽光発電と同等の価格で買うことはできないのです。

 

太陽光発電と併用するとダブル発電扱いになる設備は以下の通りです。

  • エネファーム
  • エコウィル
  • 蓄電池
  • 電気自動車

 

では、ダブル発電であっても、
買取価格が下がらない方法はあるのでしょうか。

〇どの設備を選ぶかで損のないダブル発電は可能

上記で紹介したダブル発電とみなされる設備のうち、
買取価格が下がっても損をしない経済的なメリットがある機器があります。

それはエネファームです。

もちろん「電気の買取価格が下がらない」という訳ではありませんが、
エネファームを取り扱うガス会社が、
ダブル発電のマイナスをカバーするキャンペーンを実施しています。

 

キャンペーンの内容は
太陽光発電の発電量に応じてポイントを還元する」という画期的なもの。

1kWhあたり6ポイントが戻ってきます。

1ポイント=1円という計算なので、
ダブル発電で下がった分を帳消しにできるという仕組みです。

戻ってきたポイントは、1ポイント=1円で口座に振り込まれます。

このキャンペーンを利用することで、
ダブル発電による損失を小さくすることが可能なのです。

細かい条件はガス会社によって異なるので、事前に確認が必要です。

 

まとめ

いかがでしたか?

太陽光発電と蓄電池を利用した「ダブル発電」は、
たくさんの電気を溜めて売電できると思われがちですが、
実際はエコな電力ではないため、売電価格が下げられてしまいます。

 

ダブル発電をお得に使うためのポイントは…

  • 初期費用やメンテナンスにかかる費用を頭に入れて検討する
  • 太陽光発電とセットにして導入すること
  • 蓄電池よりもエネファームでポイント還元するとお得

 

売電することを考えずに、
太陽光発電で発電した電力を蓄電して家庭内で使うという方法も、
太陽光発電だけで電気をまかなうことを考えればお得かもしれませんね。