家庭用蓄電池のメリットとデメリットは?

太陽光発電と一緒に導入した方が良いの?

2017年に設置するのは、得?もう少し待った方がいい?

 

 

東日本大震災から6年が経過し、
またいつどこで次の災害が起こるか分からない今、
家庭用蓄電池の導入を検討している方が増えています。

確かに蓄電池が家庭にあれば、
停電の時に大いに役立つことは予想できます。

ですが、気になるのは導入に掛かるコストです。

 

家庭用蓄電池の価格はまだまだ高額ですが、
今後値段が下がるようでしたら、

もう少し待ってから導入した方が良いかな?

と思ってしまいますよね。

 

今回は、家庭用蓄電池のメリットとデメリットをご紹介します。

そして今後の価格の行方や、
太陽光発電との相性などについても解説していきます。

2017年に設置するのはお得になるのか?損になるのか?
気になる方は、是非、参考にしてください。

 

家庭用蓄電池のメリットとは?

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まずは、家庭用蓄電池のメリットを見ていきましょう。

災害時、経済面、環境面などで社会に貢献できることが分かります。

  • バックアップ電源として使える
  • 電気代を節約できる
  • 電気代の値上げに対抗できる
  • ピークカット・ピークシフトに役立つ

 

一つ一つ、詳しく見ていきましょう。

〇バックアップ電源として使える

災害時や停電時の時に、
蓄電池に貯めておいた電気を使用することが出来ます。

冷蔵庫や照明などで12~18時間稼働させることが出来るので、
お年寄りや小さなお子さんのいる家庭では安心ですね。

〇電気代を節約できる

夜11時から朝7時までの電気代の安い時間帯に電気を蓄えておき、
日中の電気代の高い時間にその電気を使うことで、
月々の電気代を月々の電気代を節約することができます。

平均で約25%安くなるという試算が出ています。

〇電気代の値上げに対抗できる

電気代は今後値上がり傾向にあります。

太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電された電気を、
電力会社が高値で買い取っているためです。

その高くなった分は、消費者である私たちが支払うことになります。

電気料金明細書の「再エネ発電賦課金等」という項目が、
その負担分にあたります。

しかし、蓄電池を設置している家庭では、
夜間の安い電気を蓄えることが出来るので、値上げにも慌てることはありません。

〇ピークカット・ピークシフトに役立つ

原発が止まってから、
真夏の猛暑日に、電力不足が心配されるようになりました。

しかし夜間に貯めておいた電気を、
日中のピークになる時間帯に使用することが出来れば、
電力問題は一気に解決に向かいます。

蓄電池の普及が進めば、化石燃料を減らすことにも繋がり、
環境にも非常に良い影響を与えます。

 

家庭用蓄電池のデメリットとは?

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では、一方のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

次の3点が挙げられます。

  • 価格が高い
  • 劣化する
  • 設置スペースが必要

〇価格が高い

導入を躊躇ってしまう一番の原因とも言えます。

蓄電できる容量やスペックによって金額に幅がありますが、
補助金を活用しても工事費や諸費用込みで、
80万円~160万円ほど掛かってしまうのが現状です。

電気代が節約できるのは嬉しいですが、
導入コストを回収するにはかなりの年月が掛かります。

〇劣化する

家庭用の蓄電池は永久電池ではありません。

車のバッテリーやスマホの充電器と同じように、
使い続けていると寿命が来てしまうのです。

メーカーによって違いがありますが、
想定寿命は10年から15年前後のことが多いです。

〇設置スペースが必要

蓄電池は意外と大きく、小型の本棚くらいの大きさです。

ある程度の設置スペースが無いと、導入自体が難しいでしょう。

 

今後の価格推移はどうなる?

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蓄電池のメリットは大変素晴らしいのですが、
やはりネックになるのがその価格です。

販売当時は300万円を超えていた製品が200万円を切ってきたように、
値段が下がってきている事は確かです。

では今後、価格はどのように推移していくのでしょうか。

 

平成28年9月14日に、資源エネルギー庁 新エネルギーシステム課が出した、
「定置用蓄電池の目標価格設定」という資料に次のような1文があります。

  • 家庭用蓄電池については、
    2015年度実績 約22万円 / kWhから、2020年度9万円 / kWh以下を目指す。

 

国は約5年で、1kWhの価格を半額以下にすることを目指して、
各メーカーに働きかける予定です。

太陽光発電システムが国主導で年々価格を下げてきたように、
家庭用蓄電池も今後価格は下がっていくとみられています。

 

太陽光発電と組み合わせるとお得なの?

家庭用蓄電池は「太陽光発電システムと相性が良い」と言われています。

それは何故かというと、高価格である家庭用蓄電池も、
太陽光発電と同時に導入することによって、
13年~15年で初期費用の回収が出来ると言われているからです。

 

他にも次のような理由から、太陽光発電との組み合わせはお勧めです。

  1. 太陽光発電で発電した電気を蓄えて、夜使用する
  2. 電気の自給自足を目指せる

 

1.太陽光発電で発電した電気を蓄えて、夜使用する

夜間の安い電気を蓄えるだけでなく、日中、
太陽光発電システムで発電した電気を蓄えることも可能です。

太陽光発電で発電した電気は、
電力会社に売電して収入を得ることが出来ます。

ですが、そのメリットを大いに享受できるのも
固定買取制度」が続く最初の10年間だけでしょう。

その制度が終了した10年後以降は、
売電価格が大幅に下がることが予想されています。

売電価格と買電価格を比較して、売電<買電になってしまった場合は、
売電せずに、夜間、自宅で使った方がお得になるのです。

2.電気の自給自足を目指せる

災害時や停電時には、
太陽光発電のパワーコンディショナーを自立運転モードに切り替えます。

天候の悪い時以外は、昼夜を問わず電気を使うことが出来るようになりますので、
長期間停電になっても安心です。

 

2017年の設置は損?得?

では、気になる、

2017年に家庭用蓄電池を設置するのは得なのか?損なのか?

ということですが、実は2017年は革命的な年になることが予想されています。

 

そのきっかけとなるのが、アメリカのテスラ社(テスラモーターズ)です。

2017年春から日本市場で、
市場価格の3分の1以下の低価格蓄電池を投入する予定です。

販売も、自社のネット販売のみというモデルを採るので、
既存のメーカーや販売店からみれば脅威的な存在となるでしょう。

このテスラ社に追随する形で、
日本の各メーカーも技術革新し、価格を下げてくることが予想されます。

 

「では、2017年は購入を見送って、もう少し待った方が良いのか?」

と思われる方もいらっしゃると思いますが、導入の初期費用が下がってくると、
太陽光発電システムのように国からの補助金が打ち切りになる事が考えられます。

電気代自体は今後ますます値上がりすることが予想されますので、
2017年に導入することが、損だとは言い切れません。

特に、新築やリフォームのタイミングで導入を検討している方は、
工事費などが節約されることを考えれば、導入を躊躇うことはないと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

家庭用蓄電池は電気代を節約できるだけでなく、
電力需要のピークカットも実現でき、環境にも非常に良い影響を与えます。

また、災害時のバックアップ電源としても期待できますので、
国も普及に向けて各メーカーに値段を下げるよう働きかけをしています。

太陽光発電との相性も良く、
固定買取制度が終了した後にはその効果をより実感できるでしょう。

 

デメリットとして価格が高額な点が挙げられますが、
2017年には海外メーカーから格安の蓄電池が販売される予定です。

それに伴い国内メーカーの価格も下がると予想されていますが、
価格が下がれば国からの補助金も終了になる可能性がありますので、
今購入することが必ずしも損になるとは限りません。

新築やリフォームと同時に設置するのであれば、
工事費や諸費用など総合的に見て判断すると良いでしょう。