業者に言われるがまま、接続箱の設置場所を決めてしまった!

取り付ける位置によって発電量が変わってしまう?

そもそも接続箱ってなにをするところ?

 

 

太陽光発電を始めるために行う工事は、屋根にパネルを取り付けるだけでなく、
場合によっては壁を壊す必要がある大きな工事です。

その中でも接続箱という機械は、各家庭によって、
設置場所が家の中だったり外だったりと異なることがあります。

太陽光パネルと接続箱の距離で、発電量が変わってしまうのでは?
と疑問に思われる方もいます。

 

そこで今回は、気になる接続箱の役割から、
その設置ポイントについて詳しくご紹介していきます。

 

太陽光発電の接続箱とは?

 

Original update by : 足成(gau)

 

接続箱というものは、
太陽光パネルから伸びているそれぞれの配線を一本にまとめている箱です。

しかしただ単に、たくさんある配線を1本にまとめているだけではなく、
太陽光発電で得た電圧を一つにまとめているのが接続箱です。

 

太陽光パネルの設置は、大きなパネルを1枚乗せるだけではなく、
小さなパネルを並べて1つのグループとしたものが、
設置する場所の大きさに合わせて数グループ置いてあるという様になっています。

太陽光発電で得た電圧は、グループごとに電線を伝って接続箱へと電圧を送ります。

そして接続箱では、たくさんあるグループからきた電圧を一つにまとめているのです。

 

接続箱は太陽光発電の効率に影響する?

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電気を一つにまとめることで、
せっかく集めた電気が一部無駄になる事はあるのでしょうか?

実は接続箱の影響で効率が下がるわけではありません。

グループごとの電気をまとめることで無駄ができてしまう原因は、
各グループで発電量が異なる」という事です。

 

例えば、

  • 【Aグループ】 日当たり抜群!太陽が出ている限り発電し続けます
  • 【Bグループ】 太陽の位置によっては、木の陰に隠れてあまり発電できません

この両グループでは、1日の終わりには発電量が異なってきます。

日陰以外にも、グループごとに設置されているパネルの数が違う
といったことでも同じ問題が起こります。

 

接続箱で電圧をまとめる際、各グループからの線は並列でまとめられています。

太陽光発電で得られるのは電圧ですので、
並列でつなげることで電圧が低くなってしまうのです。

せっかくAグループがたくさんの発電をしても、
Bグループに足を引っ張られてしまうということが起こるのです。

 

この問題を解決するためには、
「接続箱をもっと良いものに変更する!!」のではなく、
1グループあたりの発電量を出来るだけ同じにする」ということが重要です。

日かげが起こる要因の撤去や、
グループごとに使うパネルの数を同じにすることが重要になってきます。

 

太陽光発電の接続箱を選ぶ時のポイントは?

Original update by :イラストAC(まめお)

 

どうしても日かげができてしまう!

パネルの数を揃えられない!

そんな時は、昇圧機能のついた接続場を選択しましょう。

昇圧機能とは、簡単に言えば電圧を高くしてくれる機能のことです。

 

「そんな便利な機能があるならば、それをつけるだけでいいじゃないか!」
というような機能に思えますが、これを使うと発電効率が落ちてしまいます。

そのため、昇圧機能をつけるかどうかは設置場所の状態を見て、
できるだけ発電効率が落ちないような選択をするのが良いでしょう。

 

さて、この他にも接続箱を選ぶときのポイントは、

しっかり防水されていること

屋外に設置する場合は非常に重要になります。

特に配線の出入り口が防水仕様になっているものを選びましょう。

熱がこもらないこと

接続箱は大きな電圧を扱う場所ですので、熱がこもると大変です。

ケースが放熱性のよい素材であることはもちろん、
設置する際は、直射日光に当たらないように注意しましょう。

定格電力の確認

定格電力とは、その機器から問題なく取り出せる電圧のことをいいます。
(それ以上を超えたら壊れる可能性がぐんっと上がるよ!という値になります。)

最大入力電圧とは、太陽光パネルから受け取れる電圧の最大値を表しています。

例えば、太陽光発電でDC700V(DCは直流のことです)を発電できたとしても、
接続器の最大入力電圧がDC500Vであっては、
せっかく発電した電圧のすべてをうけとることができません。

そればかりか重大な故障や事故につながる可能性もあるので、
十分に注意をしてください。

 

太陽光発電の接続箱はどんな種類がある?

接続箱には、屋内につけるタイプと屋外につけるタイプがあります。

屋内につけるタイプ

屋内につける場合は、太陽の直射日光や雨によって濡れる心配はありませんが、
太陽光パネルの配線を繋ぐために壁に穴をあける必要があります。

メーカーによっては、パワーコンディショナーと一体型になっているものもあります。

屋外につけるタイプ

屋外でつける場合は、
雨・風・日光を防ぐためにひさしの下などにとりつけるのが一般的です。

ただ、接続箱に防水処理を施すのに少し割高になってしまいます。

 

まとめ

いかがでしたか?

接続箱は一見地味な機械ですが、その仕事は、
太陽光パネルとパワーコンディショナーを繋ぐ大事な役割を持っていました。

  • 接続箱とは、太陽光発電で得た電圧をまとめているところ
  • 接続箱によって発電効率が変わることはない
  • ただし、昇圧機能をつけると発電効率が落ちてしまうので注意が必要

 

業者に任せっぱなしはよくないですが、
接続箱は大きな電圧を扱う部分ですので、大事故を起こさないためにも、
プロである業者の方と相談しながら設置場所などを決めることをオススメします。