オール電化からガスへ切り替えるのは難しいの?

切替費用はどのくらい掛かる?

お得に切り替えることは出来る?

 

 

住宅の熱源を全て電気で賄うオール電化。

光熱費を一本化でき、ガス漏れや一酸化炭素中毒などの心配もいらない為、
新築住宅の約6割がオール電化を選んでいるというデータもあります。

しかし憧れのオール電化にしてみたものの、
様々な理由で「やっぱりガスを使いたい!」と思う方もいらっしゃるようです。

 

オール電化からガスへ切り替えるにはどのような工事が必要で、
その費用はどのくらいなのでしょうか。

お得に切り替えるポイントを含めて、
オール電化からガスへの切り替えについて解説してきます。

 

オール電化からガスへ切り替えるために必要な工事とは?

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〇切り替えに必要となる工事

オール電化から都市ガスへ切り替えるには、
どのような工事が必要なのでしょうか。

住宅の立地や構造、ガス管の位置などにもよりますが、
次の4つの工事を組み合わせて行います。

  1. 本支管工事
  2. 引き込み管工事
  3. 敷地内配管工事
  4. ガス機器取り付け工事

 

1.本支管工事

自宅前にある道路の下に都市ガスのガス管が埋められていない場合、
本支管工事が必要になります。

本支管工事とは、自宅前の道路に、
新たにガス管を埋設する工事のことです。

2.引き込み管工事

本支管から住宅の敷地内までガス管を引き込む工事です。

ガス管を道路から住宅の敷地まで伸ばします。

3.敷地内配管工事

引き込み工事で敷地内まで引いたガス管から、
ガス専用機器まで繋げる工事です。

敷地内までガス管が引かれている場合は、
工事日数は1日で済みます。

4.ガス機器取り付け工事

新たに購入したガス機器を取り付ける工事です。

〇申込から工事終了までの流れ

申し込みから工事終了までの流れは、次のようになります。

  1. 見積もり訪問、ガスの調査
  2. 見積もり提出・契約
  3. 工程打ち合わせ
  4. 道路管理者への許可申請、道路部分の工事手続き(1~2ヶ月必要)
  5. 本支管・引き込み管工事
  6. 敷地内配管工事・ガス機器取り付け工事・ガスメーター設置・点検・開栓
  7. ガスの使用開始

*既に本支管・引き込み管が埋設されている場合、④⑤は不要

 

道路前や敷地内までガス管が来ているかどうかで、
工事日数に大きな差があります。

 

オール電化からガスへの切替工事費用はいくら?

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では、オール電化からガスへの切替工事に、
どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。

こちらも、「道路前や敷地内までガス管が来ているかどうか」で、
大きく違いが出てきます。

上で挙げた工事別にどのくらい費用が掛かるのか、見ていきましょう。

〇本支管工事

本支管工事は、ガス会社の供給約款に定められた
「負担額」を超えた分は利用者が負担することになっています。

家の直ぐ近くまでガスの本支管が来ていれば、
利用者が費用を負担することはまず無いと思われますが、
遠くから引いてこなければならない場合は、
相応の費用が掛かることを心得ておく必要があります。

ガス会社によって価格は異なりますので、
見積もり時に必ず確認してください。

〇引き込み管工事

ガス会社が負担しますので、費用は掛かりません。

〇敷地内配管工事

全額利用者負担となります。

ガス会社によって基準は異なりますが、一般的に、
屋内に1m引き込むごとに1万円前後が相場と言われています。

10万~15万円くらいが目安となりますが、
配管が長くなればなるほど、その分費用が掛かります。

〇ガス機器取り付け工事

当然ですが、どのガス機器を取り付けるかによって費用は違ってきます。

給湯器

ガス給湯器は性能によって、
価格が5万円~40万円と大きく変わってきます。

また、エコキュートなどの温水器を取り外して撤去してもらう場合、
その費用も掛かってきます。

コンロ

ビルトインのタイプでも、価格は3万円~15万円と、
その機能によってお値段がかなり違います。

また、コンロの下にガスオーブンを設置するとその分高額になります。

 

まとめると、

  • 本支管から遠ければ遠いほど、利用者負担額が増える
  • 敷地内配管工事は10-15万円が目安
  • どのガス機器を取り付けるかで、掛かる費用は大きく違ってくる

 

切り替えを検討するタイミングとは?

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オール電化を導入する時も、
それなりにコストが掛かったと思われます。

ですから、ガスに切り替えたいと思っても、
なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、実際に切替に踏み切った方の声を集めてみました。

皆さんどのようなタイミングで切替の検討を始めたのでしょうか。

〇たっぷりのお湯を気兼ねなく使いたい

  • 湯切れしないか心配しながらシャワーを使うのが不満だった。
  • 朝でも帰宅後でも、いつでも好きな時にシャワーを使いたかった。
  • 湯切れを起こすので、親戚を泊められないことがあった。

〇火力が足りない

  • IHクッキングヒーターの火力では料理が楽しめなかった。
  • 電気乾燥機だと洗濯物が何となく生乾きな気がして、ガスのパワフルさが欲しかった。

〇日中在宅している事が多く、電気代が掛かる

  • 深夜の電気代は安いけれど、その分日中の電気代が掛かるので、割に合わなかった。
  • 電気の安い時間帯に家事を済ませなければ!と時間に追われるのが嫌だった。

〇電磁波が気になる

  • 娘が同居するようになってから体調不良に。
    どうもIHの電磁波が原因だったようなので取り換えた。

 

オール電化に満足できない理由は様々ですが、
日常生活に不便を感じ、それがストレスになってしまった時が、
切替の検討時期だと思われます。

 

また、上の方たちは全てをガスに切り替えた方ばかりではありません。

ガスへの切り替えといっても、様々な形態があるのです。

  • 取り敢えずIHクッキングヒーターをガスコンロに切替、エコキュートは故障するまで使う。
  • IHは気に入っているのでそのまま使い続け、給湯器だけ取り換える。

 

・・・など。

 

ガス管さえ引いておけば切替はいつでも出来ますので、
まずは不満に思っている点を解消してから、
他は予算に合わせて徐々に切り替えていく、という方法もありますね。

 

切り替えをお得にするポイントとは?

オール電化からガスへ切り替えるには、
ガス管を自宅へ引き込む工事だけでも最低10万円は掛かります。

新しいガス機器のことも考えると、少しでも予算を抑えたいですよね。

よりお得に切り替えるためのポイントは、次の2つです。

  1. 複数の業者から見積もりを取る
  2. 都市ガスの切り替えキャンペーンを利用する

 

1.複数の業者から見積もりを取る

ガスの配管工事は、ガス局のほかに、
ガス局が承認した「工事人」以外は行えないことになっています。

まずは、自分の住んでいる地域のガス局のホームページから、
工事人を見つけましょう。

何件かに相談して、総合的に自分の希望に合う工事人に依頼しましょう。

2.都市ガスの切り替えキャンペーンを利用する

業者の選定時に注意深く見ていくと、
ガスへの切替キャンペーンを行っていることがよく有ります。

キャンペーンの内訳は、切り替え時のガス管の引き込み工事の費用が、
優遇価格で適用されるケースが多く、初期費用を抑えるのに最適です。

また、ガス機器も低価格で購入できることが多いので、是非、利用しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

オール電化にしてみたものの、
ガスへ切り替えたいと思う方は意外といらっしゃいます。

ガスへの切替工事の内訳と費用負担は次の通りです。

 

  1. 本支管工事
    本支管からの距離が遠い場合、利用者負担あり
  2. 引き込み管工事
    ガス会社負担
  3. 敷地内配管工事
    利用者負担(10-15万円が目安)
  4. ガス機器取り付け工事
    利用者負担(ガス機器により価格は大きく変わってくる)

 

本支管と引き込み管が、
既に自宅前まで来ている時は、1.2.の工事は不要となります。

ガス管の引き込みには多額のお金が掛かるため、
少しでもお得に切り替えるために、

  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 都市ガスの切り替えキャンペーンを利用する

 

などの工夫をしましょう。

 

全てを一度にガス仕様にしなくても、
ガス管さえ引き込んであればいつでも切替工事は可能です。

予算に合わせて少しずつ切り替える、という方法もありますね。