太陽光発電って、ソーラーパネルを取り付けるだけじゃダメなの?

他にどんな設備が必要なの?

 

 

発電時に二酸化炭素など余分なものを排出しない太陽光発電は、
環境に優しくクリーンな電力です。

電気代の節約にもなりますし、
余った電気を売ることが出来るのも魅力的の一つですよね。

しかし、屋根の上にソーラーパネルを乗せるだけでは、
太陽光発電で作った電気を使うことが出来ないことをご存知でしたか?

実は、ソーラーパネルの他にも必要な設備があるのです。

 

ここでは太陽光発電に必要な周辺機器について、
分かりやすく解説していきます。

太陽光発電の導入を考えている方は、是非、参考にしてください。

 

太陽光発電に必要な機器とは?

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太陽光発電と言えば、
屋根に並ぶソーラーパネルを思い浮かべますよね。

ソーラーパネルがあれば電気を発電することは可能ですが、
しかしそのままでは、作った電気を家庭内で使うことは出来ません。

家庭で使えるようにするためには、パネル以外にも必要な機器があるのです。
それら周辺機器をまとめて「太陽光発電システム」と呼びます。

 

周辺機器を具体的に挙げていきましょう。

  1. ソーラーパネル本体
  2. 設置架台
  3. 接続箱
  4. パワーコンディショナー
  5. 分電盤
  6. 電力量計(電気メーター)
  7. 電力モニター(カラーモニター)

 

一つ一つの機器について、次に詳しく見ていきましょう。

 

ソーラーパネル本体とは

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太陽の光を浴びて電気を発電するのがソーラーパネル本体で、
別名、「太陽電池モジュール」とも呼ばれています。

パネル本体に電気を貯めておくことは出来ず、
電気を貯めたいと思ったら、別途蓄電池が必要となります。

夜間は発電できず、
曇りや雨などの天候不良の時には発電量が落ちてしまいます。

 

発生する電力の大きさは「kw」(1kw=1000w)という単位で表されます。

例えば、200wのパネルを15枚並べて使用した場合の総出力は、
200×15=3000w=3kwとなります。

総出力のことを太陽電池の「設置容量」あるいは単に「容量」とも言います。

メーカー希望小売価格は、
1枚当たり最大発電量210~300wのものが、100,800円~182,500円くらいです。

メーカーによって変換効率などが違ってきますので、安い方がお得とは限りません。

 

設置架台とは

ソーラーパネルを屋根の上に設置し固定するために必要なのが設置架台です。

屋根の材質や形状に合わせて様々なタイプがあり、工法も違ってきます。

屋根に穴を開けないタイプなどもありますので、設置前に相談してみると良いでしょう。

 

価格は平均で10万円前後と言われています。

ですが、屋根の傾斜がきつくて足場を組まなければならない、
など大がかりになってしまうと、その分の費用が上乗せされます。

 

接続箱とは

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ソーラーパネルは何枚かで一組になっており、
それぞれから電気配線が出ています。

各パネルから集めた電気を1本の配線にまとめて、
次に説明するパワーコンディショナーに送り出すのが「接続箱」の仕事です。

ソーラーパネルは、通常3枚~5枚を一組として1セットの回路を組んでいます。

例えば15枚のソーラーパネルがあって、
5枚ずつセットにすると、3回路できることになります。

接続箱内でこの3回路を集め、1つの電線にまとめてから、
パワーコンディショナーに電気を送り込むのです。

 

接続箱はメーカーや製品によって、
屋内設置用、屋外設置用、昇圧機能の有無など違いがあります。

また、高機能のパワーコンディショナーの場合、
接続箱が不要になることもあります。

 

パワーコンディショナーとは

ソーラーパネルで発電された電気を、家庭で使える電気に変換するのが、
パワーコンディショナー」(通称パワコン)の役割です。

ソーラーパネルが発電する電力は「直流」という方式の電力ですが、
発電所から家庭に送られてくる電力は「交流」という方式の電力です。

家庭で使用される家電製品は、
直流電力に対応していないので交流に変える必要があるのです。

変換の時に多少のロスがありますが、
ほとんどの機種の変換効率は94%前後となっています。

操作は特に必要なく、朝、明るくなってくると「カチッ」と音がして自動的にスイッチが入り、
夕方、暗くなってしばらくすると自動的に停まる仕組みになっています。

しかし、最も故障しやすい周辺機器といわれており、
10~15年位で修理・交換が必要になる可能性があります。

 

価格はメーカーによってかなりのバラつきがあり、
また、最大出力などによっても価格は大きく変わってきます。

最大出力  メーカー希望小売価格
3.0kw 約25万~29万円
4.0kw 約26万~37万円
5.5kw 約37万~53万円

 

分電盤とは

パワコンで変換された電気を、
各部屋で使えるようにコンセントに送るための機器です。

どこの家にもあるブレーカーボックスと同じで、電気を安全に使用するための
漏電遮断器配線用遮断器が取り付けられています。

 

今住んでいる住宅に太陽光発電システムを設置する場合は、
新たに太陽光発電システムに対応している分電盤を設置する必要があります。

新築の住宅に太陽光発電システムを設置する場合は、
通常取り付ける分電盤と1つにまとまった分電盤を選ぶと、
スペースをコンパクトにできて良いでしょう。

価格は5万円以下の安いものもありますが、
エコキュート対応など高機能になると20万円を超えるものも出てきます。

 

電力量計(電気メーター)とは

建物の外についている電気メーターのことですが、
太陽光発電をつける前からついているメーターは、
買電」を計測するための電力量計です。

太陽光発電を設置すると、もう1つ、
売電」の量を計測するための電力量計を設置する必要が出てきます。

 

電力量計を設置する時に大切なのが、
逆回転防止」機能がついたものを選ぶということです。

発電量が多い日中は、太陽光発電システムから電力会社側へ電気が流れます。

この時に買電用のメーターが逆流してしまうと、電力会社から購入した電力量と、
売電した電力量を正確に測ることが出来なくなってしまいます。

通常、販売店がセットで取り付けてくれますが、
電力会社による検定を通ったものかどうか確認しておきましょう。

 

導入の時には目立たない電力量計ですが、
実は10年に1度交換することが定められています。

その時の交換費用は、一体誰が負担するのでしょうか。

買電用の電力量計は、電力会社が所有しており交換も電力会社が行います。

しかし、売電用の電力量計の所有権については電力会社ごとに考えが違うので、
お住まいの電力会社の対応を事前に確認しておきましょう。

使用者負担だった場合、交換費用は1万円~2万円前後です。

 

電力モニター(カラーモニター)とは

現在どれだけ太陽光発電しているか、家庭内でどれだけ電気を使っているかなど、
発電状況をリアルタイムに確認できる装置です。

発電量から売電・買電量電気代の目安などが分かり、
太陽光発電を導入する以前よりも、「節電しよう」という意識が高まる、
という声が多く聞かれます。

メーカーにより埋め込み式や持ち運び可能なタイプなど、
さまざまなタイプが出ています。

部屋の中の見やすい場所に置いて使うのが基本ですが、
種類によってはSDカードなどに発電データを取り込み、
パソコンで発電量の推移をチェックできるものもあります。

 

価格は機能によってかなり幅があります。

シンプルなタイプなら2万円前後から、
カラー液晶で高機能なものは10万円前後になります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

太陽光発電に必要な主な周辺機器は、次の通りになります。

  • ソーラーパネル本体
  • 設置架台
  • 接続箱
  • パワーコンディショナー
  • 分電盤
  • 電力量計(電気メーター)
  • 電力モニター(カラーモニター)

 

どの機器も、発電した電気を利用するために必要なものばかりです。

各機器の役割をしっかりと把握して、
太陽光発電を導入する際の参考にしてください。