古い家には、太陽光発電は設置できないんでしょ?

設置するには、屋根をリフォームしないとダメなの?

古い家に太陽光発電を設置しても、お得になるの?

 

 

「太陽光発電を導入してみたいけれど、家が古いからなぁ。
と諦めてしまっている方はいませんか?

古い家には太陽光発電を設置するのは無理なのでしょうか。
リフォームしてからでないと難しいのでしょうか。

 

今回は、古い家でも太陽光発電を設置することは可能なのか
どのような条件なら設置出来るのかを調べてみました。

古い家でも太陽光発電で得するには、
どんな点に注意すれば良いのかも併せて解説していきます。

太陽光発電の導入を検討中の方は、是非、参考にして下さい。

 

太陽光発電の設置基準は?

Original update by : 写真AC

 

古い家にも、太陽光発電を設置することは出来るのか?

悪徳業者だったら、
ハイ!どんな家でも大丈夫です!」と即答するでしょう。

しかし、良心的な業者だったら即答することはありません。

なぜなら、太陽光発電システムを設置するには、
各メーカーの厳しい設置基準をクリアしなければならないからです。

設置基準を守らずに設置したものはメーカーの保証対象外となり、
故障したり損傷した場合にお客様に不利になってしまいます。

 

では、メーカーの設置基準とはどのようなものなのでしょうか。

例として、東芝の設置基準を見てみましょう。

勾配 瓦:4~10寸ストレート
金属、瓦棒:3~10寸
野地板 12mm以上の構造用合板
垂木 必要
高さ
(地上高)
13m以下
基準風速 40m/s以下
積雪 70cm以下(標準施工)
99cm以下(強化施工)他
塩害 300m以上離れていること
保証 モジュール:10年
周辺機器:10年
カラーモニター:1年
モジュール
設置範囲
棟:160~470mm以上
ケラバ:250mm以上
軒:250~1170mm以上

 

屋根の構造や立地条件などが細かく設定されています。

古い家でもメーカーの設置基準内に収まっていれば、
設置自体は可能です。

しかし実際には、数値上では大丈夫だとしても、
屋根の現状を確認してから「設置可能かどうか」を判断していきます。

 

太陽光発電のための屋根のリフォームは必要?

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古い家でも屋根をリフォームすれば、全く問題ない気がします。

ですがやはり、リフォームは必要なのでしょうか?

 

「古い家」と一言で言っても、築20年と築50年では全く対応が違ってきます。

一つのものさしとして、昭和57年の「建築基準法耐震基準」が挙げられます。

昭和57年以前に建てられたものであれば、
リフォームして耐震基準を満たしてから設置しないと、危険でしょう。

また、それ以降に建てられた家ならば、必ずしもリフォームは必要ありません。

 

しかし、現地調査の結果、以下のような不備が見つかった場合は、
一度、強度確認をすることをお勧めします。

  • 建物の構造に亀裂がある
  • 野地板に酷い劣化がある
  • 垂木に激しい劣化がある
  • 屋根材に損傷やズレがある

 

特に激しい劣化が見つからない場合は、リフォームする必要はありませんが、
どんな屋根でも長期間放ったらかしで良いわけはありません。

いつかはメンテナンスや葺き替えが必要になるはずです。

太陽光発電の設置をそのタイミングで行えば、
コストを抑えることが出来るでしょう。

 

古い家でも太陽光発電で得するためのポイント3つ

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「古い家でも太陽光発電で得したい!」と思ったら、
どのようなことに注意したら良いでしょうか。

ポイントは次の3つです。

  1. その家にあと何年住む予定か
  2. 屋根の状況診断
  3. リフォームに掛かる費用

 

下で詳しく見ていきましょう。

1.その家にあと何年住む予定か

例えば築25年の家に太陽光発電を設置して、
後何年その家に住む予定なのか、家族の将来を想像してみてください。

5年後に2世帯住宅に建て替えたい、
15年後くらいには都心のマンションに引っ越したい、と思っているのなら、
設置は慎重に行った方が良いでしょう。

建て替えの場合は太陽光発電を移設することになりますので、
取り外しや再取り付けに余計な費用が掛かります。

また、古い太陽光発電システムが乗っている家は、
やはり売却が難しいと言われています。

古い家でも太陽光発電で得したいならば、その家に長く住むことが大前提です。

2.屋根の状況診断

築10年を超えているのなら、屋根の状況診断をした方が安心です。

なぜなら、ストレート葺屋根のメンテナンスの目安が約10年だからです。

屋根材が痛んでいるところに重いソーラーパネルを乗せれば、
耐震性が損なわれますし、設置後の雨漏りの原因になることもあります。

後で余計な出費を迫られることになりかねません。

3.リフォームに掛かる費用

状況診断の結果リフォームが必要となった時には、
次の2つのケースの費用を比較します。

  • 単純に屋根のリフォームをする場合
  • ソーラーパネルを乗せるための補強を行った場合

太陽光発電を導入しなくても、
いずれ屋根のリフォームは行わなければなりません。

ソーラーパネルを乗せるための補強を行っても、
金額にそれ程差が無ければ、積極的に導入しても良いでしょう。

逆にあまりに金額に差が出てしまった場合は、
その差額を回収するのにどのくらいの年月が掛かるのか、
業者に試算してもらいましょう。

回答に納得がいかない場合は、導入を見送る勇気も必要です。

 

古い家に太陽光発電を設置する場合、
どうしても新築の家に導入する時よりもコストが掛かってしまいます。

そのコストをいかに抑えるかが、ポイントとなってきます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

古い家にも太陽光発電を設置することは不可能ではありません。

しかし、メーカーの設置基準を満たしている事が大前提ですし、
昭和57年の建築基準法耐震基準以前に建てられた家は、
リフォームしてから導入することをお勧めします。

 

古い家でも太陽光発電で得したいと思ったら、
次のポイントを確認してください。

  • その家にあと何年住む予定か
  • 屋根の状況診断
  • リフォームに掛かる費用

 

太陽光発電はまだまだ高価なものです。

余計な費用が掛からないよう、細心の注意を払うことが大切です。