蓄電池を導入する時には、どんな点に注意すれば良い?

蓄電池のメリット・デメリットを教えて!

 

 

東日本大震災以降、
電気を貯めておける蓄電池を導入する方が増えています。

これから導入するとしたら、どんな点に注意すればよいでしょうか。

 

ここでは、蓄電池のメリットとデメリットと共に、
導入時に失敗しない為の注意点を解説していきます。

蓄電池に関心のある方は、是非、参考にしてください。

 

蓄電池のメリットとは?

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蓄電池にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

金銭面でのメリットと、環境面でのメリットが考えられます。

 

  1. 電気代を節約できる
  2. 電気代の値上げに対抗できる
  3. 太陽光発電に適している
  4. ピークカット・ピークシフトに役立つ
  5. 停電時のバックアップ電源として使える

 

一つ一つ見ていきましょう。

 

1.電気代を節約できる

蓄電池の導入を検討している方の一番の関心事だと思います。

夜11時から朝7時までの、
電気代の安い時間帯に蓄電池に電気を蓄えておき、
日中の電気代の高い時間にその電気を使うことが出来れば、
毎月の電気代を確実に節約することができます。

平均で25%程安くなるという試算も出ています。

2.電気代の値上げに対抗できる

電気料金明細書に、
再エネ発電賦課金等」という項目があるのをご存知ですか?

これは、再生可能エネルギーで発電された電気を、
電力会社が買い取るために消費者から集めるお金です。

太陽光発電などの再生可能エネルギーが増えれば増えるほど、
電気代に上乗せされていくのです。

ですから、今後も確実に電気代は上がっていくと考えられます。

その際に、蓄電池を設置している家庭では、
夜の安い電気を蓄えることが出来るので、値上げにも慌てず対抗できるのです。

3.太陽光発電に適している

太陽光発電は日中、
太陽が出ている間しか発電することが出来ません。

その日中の電気を蓄えて、夜に使うこともできます。

太陽光発電で作った電気は、
家で使わずに売電した方がお得なのですが、
それは固定買取制度が続いている最初の10年間だけです。

それ以降は、売電価格と買電価格を比較して、
売電<買電になってしまった場合は、
売電せずに全て自宅で使った方がお得になるのです。

4.ピークカット・ピークシフトに役立つ

「真夏の猛暑日に電力が不足するかも!」
というニュースをよく耳にするようになりました。

日中のピークになる時間帯に
蓄電池に貯めておいた電気を使用することが出来たら、
電力問題を一気に解決することが出来ます。

化石燃料を減らすことにも繋がり、
環境にも非常に良い影響を与えます。

5.停電時のバックアップ電源として使える

停電時や災害時に、貯めておいた電気を使用することが出来るので、
冷蔵庫や照明などを12~18時間稼働させることが出来ます。

太陽光発電と一緒に導入すれば、稼働時間を更に伸ばせます。

 

蓄電池のデメリットとは?

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メリットを見るとすぐにでも導入したくなりますが、
デメリットとしてはどんな点が挙げられるのでしょうか。

  1. 価格が高い
  2. 劣化する
  3. 設置スペースが必要
  4. 電気ロンダリング発生のリスク

 

下で詳しく見ていきましょう。

 

1.価格が高い

蓄電できる容量やスペックによって金額に幅があります。

補助金が活用出来たとしても、
工事費や諸費用込みで80万円~160万円くらいと、
蓄電池の価格はまだまだ高いのが現状です。

月々5000円ずつ電気代を節約できたとしても、1年で6万円。

10年以内に元が取れることはないのです。

2.劣化する

家庭用の蓄電池は、
車のバッテリーやスマホの充電器と同じ仕組みで出来ています。

使い続けていると寿命が来てしまうのです。

メーカーにより違いがありますが、想定寿命は10年前後のことが多いです。

3.設置スペースが必要

蓄電池は意外と大きいです。

小型の本棚くらいの大きさの物をどこに置くのか、
設置スペースが無いと導入自体が難しくなってきます。

4.電気ロンダリング発生のリスク

太陽光発電システムと一緒に導入する場合に考えられるデメリットです。

電気ロンダリングとは、夜間の安い時間帯に蓄えた電気を、
日中太陽光発電で発電した余剰電力と一緒に売電することです。

太陽光発電での売電価格は、
高い金額で設定されていますので(2017年は30円)、
夜間の安い電気代(約13円)との差額がまるまる儲けになってしまうのです。

このような電気ロンダリングは「不正行為」とみなされます。

 

蓄電池を導入する時の注意点とは?

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上記のメリット・デメリットを踏まえて、
蓄電池を導入する際にはどんな点に注意したら良いでしょうか。

一番肝心なのが、

「購入費用を回収するのは困難だと認識する

ことだと思います。

 

蓄電池を導入すれば、日々の電気代が節約できることは確かですが、
導入コストを回収するには、10年以上の年月が掛かります。

しかし10年経過する頃には、
蓄電池自体が劣化してしまうので、買い替えを余儀なくされます。

まずは、そのことをしっかりと頭に入れておく必要があります。

 

その上で、

非常時にバックアップ電源として使える
ピークシフトして社会に貢献できる

というメリットに魅力を感じるのであれば、導入を検討しましょう。

 

その際は、

  • 見積もりは必ず複数の業者から取ること
  • どのくらいで導入費用を回収できるか計算すること

 

この2点は、最低限でも押さえておきましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

蓄電池のメリットとして、

  • 電気代を節約できる
  • ピークカット・ピークシフトに役立つ
  • 停電時のバックアップ電源として使える

 

などが挙げられます。

しかしデメリットとして、

  • 価格が高い
  • 劣化する

 

なども挙げられます。

 

毎月の電気代は確かに節約できますが、
導入コストを回収することは困難であることを認識しましょう。

その上で、導入を検討する場合は、

  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 導入コストを回収するのに何年掛かるのかしっかり計算する

 

この2点は絶対に忘れないようにしましょう。