エネファームの導入で、光熱費はどれくらい節約できるの?

導入資金はどれくらいかかるの?

結局エネファームはお得なの?

 

 

最近テレビCMなどで、
「エネファーム」という言葉をよく耳にするようになりました。

省エネになる、環境に良い、などと言われており、
新築時や給湯器の取り換えの時に、
業者から勧められる方も多いのではないでしょうか。

 

エネファームは、ガスを利用して発電する家庭用燃料電池なのですが、

  • 本当に光熱費の節約になるの?
  • 導入費用も含めたら、トータルで損をしてしまうのでは?

 

という心配の声も聞こえます。

 

今回は、エネファームの仕組みを詳しく解説するとともに、
本当に光熱費を節約できるのか?という疑問にお答えしていきます。

エネファームを検討中の方、興味のある方は、是非、参考にしてください。

 

なぜエネファームで光熱費が節約できるの?

Original update by : イラストAC

 

まずは、エネファームの仕組みを詳しく見ていきましょう。

PanasonicのHPにある、
家庭用燃料電池エネファームの紹介動画」をご覧ください。

 

上の動画から、エネファームの特徴をまとめてみました。

  • 水素と酸素を反応させて電気を作る
  • 最大で700Wの電気が使える
  • 電気を作る時にその熱を利用してお湯を沸かす
  • エアコンや床暖房にも利用出来て快適な生活が出来る
  • ガス代は増えるけれど電気代が減るので、光熱費は下がる
  • 環境に優しい
  • 停電してもガスで発電できるので、困らない
  • 非常時にはタンクに貯めたお湯を生活用水に利用できる

 

なんだか良い事づくしな気がします。

光熱費に絞ってもっとよく見ていきましょう。

ガスを使って発電するので、ガス代は今までよりも上がります。

しかし、どのガス会社も、
「エネファーム使用者用の優待プラン」を用意しているので、
今までよりもガスの単価は下がります。

 

エネファームで家にある全ての電力を賄うことは出来ませんが、
半分くらい発電することが出来れば、
ガス代と電気代のトータルの光熱費は下がる、という事なのです。

 

エネファームを導入するとどのくらい光熱費が節約できる?

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では、エネファームを導入すると、
具体的にどれくらい光熱費を節約できるのでしょうか。

 

西部ガスのHPによると、平均的な4人家族の場合
導入前と導入後で、以下のような変化が期待できるようです。

 

年間ガス代 年間電気代 年間光熱費
導入前 145,695円 145,215円 290,910円
導入後 152,130円 74,570円 226,700円
差額 +6,435円 △70,645円 △64,210円

 

ガス代の上昇は僅かですが、電気代は大幅に節約できています。

 

しかし、エネファームを導入すれば、
どの家庭でも必ず節約できるとは限りません。

次の2つに該当する方は注意が必要です。

  • 家族の人数が少ない
  • お風呂よりもシャワーで済ませる

 

エネファームはタンクのお湯が満タンの時は発電することが出来ません。

お湯を使用しないと発電が出来ないシステムなのです。

ですから、家族の人数が少なかったり、
湯船にお湯を貯めずシャワーで済ませることが多い家庭では、
電気代が思ったように節電出来ないことがあります。

逆に大家族で、朝はシャワー、夜はお風呂に全員入る、
という習慣のある家庭では、節電効果は上の表以上になるでしょう。

 

エネファームの導入費用はどのくらいかかる?

Original update by : 写真AC

 

光熱費が節約できるのは理解できましたが、
気になるのは導入に掛かる費用です。

 

エネファームが登場したころは300万円以上しましたが、
企業の努力もあって当時と比べて3分の2程度まで価格は落ちてきました。

メーカーや機種によってバラつきはありますが、大まかな金額は下記の通りです。

  • 本体価格 ・・・ 160万円~220万円前後
  • 工事費 ・・・ 20万円前後

 

価格が下がったとはいえ、まだまだ高額な印象がありますが、補助金制度があります。

  • 国からの補助金 ・・・ 15万円~22万円(平成29年度)
  • 地方自治体によって他の補助金制度あり

 

光熱費が年間6万円以上節約できるのは嬉しいですが、
初期費用を回収するのにはかなり時間が掛かりそうです。

一般的な給湯器を設置して普通に電気代を支払った場合と、
どちらがお得になるのか、じっくりと検討する必要がありますね。

 

一方で、大阪ガスでは電力自由化を機に、
エネファームで発電した余剰電力を買い取るシステムを始めています。
(エネファームtypeSという機器を導入した場合に限る)

余剰電力の買取システムを利用すれば、
年間の光熱費は10万円以上節約できる試算が出ています。

 

他のガス会社にも同様の動きがある可能性がありますので、
エネファームの導入を検討している方は、
地元のガス会社に今後の動向を確認してみることをお勧めします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ガスを利用して発電する「エネファーム」は、
水素と酸素を反応させて電気を作る仕組みとなっているので、
省エネで環境に優しい家庭用燃料電池です。

家族4人の一般的な家庭で、
光熱費は年間65,000円節約できるという試算がありますが、
お湯の使用料が少ないと思うように発電できず、
節約にならない場合があるので注意が必要です。

エネファームの価格は200万円前後とまだまだ高額なため、
一般的な給湯器を設置した場合と、
年間の光熱費の差額を比較してから導入を決めましょう。

 

大阪ガスでは、
エネファームで作った余剰電力の買取システムが始まっています。

余剰電力を買い取ってもらった場合、
年間の光熱費は10万円以上節約できる試算が出ていますので、
地元のガス会社でも導入予定があるかどうか確認しましょう。