太陽光発電によく出てくる「kW」や「kWh」って何のこと?

重要そうだけれどイマイチ分からない・・・

 

 

太陽光発電の話を聞いたり調べたりする時に、よく出てくる「w」があります。

この中には「kW」と書かれていたり、「kWh」と書かれていることもありますね。

それぞれの違いや意味を理解していないと、
太陽光発電に関する話が分からなくなってしまいます。

さらに出てくる「日射量」も初めて聞く人には更に混乱を招きますよね。

 

そこで、太陽光発電の日射量や単位である、
「kW」や「kWh」についての理解
を深めていきましょう。

また、自宅の日射量を調べる方法もご紹介します。

 

太陽光発電の日射量とは?

Original update by:ATOHS

 

太陽光発電システムを導入するにあたって、
日射量の情報は欠かすことができません。

日射量は、その家にどのくらいの陽ざしが確保できて、
どのくらい電力を生み出せるのかを計算する元になるものです。

 

しかし、日射量の地上観測地点は限られているので、
気象庁による観測は日本全国でも限られてしまいます。

正確な日射量というよりも、最寄りの観測地点のデータで代用するか、
新たに日射計を用意する必要がありました。

気象条件の違う場所での日射量のデータを使うのでは、
やはり信頼性が保証されません。

また、日射計を用意するにも、
コストが問題になり時間もかかってしまうのです。

 

そこで正確な日照量を推定するために、
「気象衛星ひまわり」からの情報を得ることに成功しました。

気象衛星ひまわりでは、
地球表面や大気、雲で反射されたエネルギーを観測できます。

どの地点でも均一な精度で、
日射量を推定することができるようになったのです。

この気象衛星ひまわりから推定した日射量をデータベース化し、
推測された日射データを用いることで、
より正確な太陽光発電のシミュレーションが可能となりました。

 

天気に左右される太陽光発電は、正確な日照量データを手に入れることが、
設置前の不安を軽減するためにも役立てられているのです。

 

ワット・キロワットって何の単位?

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太陽光発電の説明を聞いている中で、
よく登場するのが「ワット」という単位になります。

主に使われるのは「kW」と「kWh」ですね。

この2つの違いを見ていきましょう。

kWとは?

太陽光発電システムにおける単位は、電力の単位「kW」です。

k(キロ)とは1000を意味する記号なので、1kW=1000Wという計算になります。

自宅の電球の明るさを表わす単位に60Wや100Wという表示を見かけます。

ワットとは発生する電気の量を表わしています。

例えば1kWなら、
「100Wの電球を10個つけることができるくらいの電気量」ということです。

kWhとは?

「kWh」は電力量の単位で、1時間あたりの電力消費量のことです。

1kWの電力を1時間使えば1kWhの電力量ということになり、
1kWhは1kWの1時間分の電力量ということです。

もう少し例をあげて、1kWhで出来ることを身近なことで見ておきましょう。

  • 100Wのドライヤーなら 10時間
  • 500Wの電気ストーブなら 2時間
  • 20Wの蛍光灯なら 50時間

 

多くの一般家庭で採用されているのは、3kWから5kWの太陽光発電システムです。

例えば4kWの太陽光システムを導入すると、1時間で4kWhという計算になります。

これは1kWを4時間使用できるくらいの電力量になるということです。

 

日射量を調べる方法は?

Original update by:サンサン

 

単位や実際に消費する電力のカラクリが分かった所で、
やはり気になるのが自宅の日射量になります。

もし太陽光発電を導入しても、
日射量の少ない場所に建てられた家だった場合は、
生活をまかなえるほどの電気を生み出すことができないかもしれません。

具体的なシミュレーションのためにも、
日射量を調べる術は知っておいた方が良いでしょう。

 

日射量を調べるためには、上記でも出てきた、
日射量をデータベース化したものを活用します。

これは「NEDO日射量データベース閲覧システム」の
ホームページで調べることができます。

では、手順を見ていきましょう。

 

例として、愛知県名古屋市中区錦1丁目で、
傾斜30℃の真南の場合で調べていきます。

①「NEDO日射量データベース閲覧システム」のホームページを開ける

まずは関連のホームページにアクセスします

URL:http://www.nedo.go.jp/library/nissharyou.html

②WEB版の「日射量データベース閲覧システム」を選択します

他にもPDFなどもありますが、Web上で見られる方が簡単です。

選択するとこのような画面が表示されます。

③「年間月別日射量データベース(MONSOLA-11)」を選択します

④「住所検索」を選択して住所を選択し「検索」を押します。

⑤「この地点のグラフを表示」を選択します

⑥「表示データ検索」から「角度指定」を選択します

「角度指定データの表示種類」において「任意の指定」を選択します。

屋根の「傾斜角」と「方位角」を選択します。

ここでは傾斜角を30℃、方角は南に設定します。

⑦表示されたグラフの「平均」の数値を用いて以下の計算式に当てはめて発電量を算出します

計算式 : 年間予想日射量=平均日射量×損失係数×365日

その結果、今回の例で導き出された日射量は以下の通りです。

 

  • 愛知県名古屋市中区錦1丁目で傾斜30°の真南の場合
  • 4.21×0.73×365=約1,121KWh

 

このようにサイトを活用して自宅の日射量を計算することができます。

参考になりましたでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたか?

太陽光発電の導入を検討しているのであれば、
特殊な単語も多少理解をしておく必要があります。

例えば単位である「kW」と「kWh」の違いや、
日射量とは何なのかという部分です。

 

ポイントをまとめると・・・

  • 日射量はその地域の天候を考慮しながら平均的に集められる太陽光の量
  • ワットとは発生する電気の量を表す単位
  • 1時間あたりの電力消費量を表わす単位

 

そして、自宅の日射量を計算する方法もまとめてみました。

気になる方は、まず日射量を計算してみることから始めてみてはいかがですか。