再生可能エネルギー

再生可能エネルギーの種類はいくつあるの?その特徴とは?

地球に優しいエコな電力として、再生可能エネルギーが注目されているけれど、

再生可能エネルギーにはどんな種類があるの?

なぜ再生可能エネルギーが注目されているの?

 

 

再生可能エネルギーといっても、
一つのエネルギーを指すのではなく様々な種類があり、
そのどれもが「自然の力を利用している」という共通点を持っています。

  • それぞれの再生可能エネルギーが、どのような自然の力を使って発電しているのか?
  • なぜ再生可能エネルギーを使った発電に積極的に取り組むべきなのか?

 

今回は、以上のことに注目して、まとめました。

 

再生可能エネルギーの種類と特徴は?

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今話題になっている再生可能エネルギー。

では一体、どういったものが再生可能エネルギーと呼ばれているのでしょうか?

調べたところ、なんと約9種類もありました。

その中でも主要な5種類を詳しく調べてみました。

太陽光発電

今、最も身近な再生可能エネルギーといっても過言ではありません。

ソーラーパネルを使用して太陽光を吸収し、
そのエネルギーを電力に変換するのが太陽光発電です。

一般家庭の屋根に乗るような小規模なものから、
広大な土地にたくさんのソーラーパネルを設置する大規模なものまで・・・

様々な種類があるため、誰でも手軽に始められるのがこの太陽光発電でしょう。

風力発電

風の力を利用して巨大な風車を回すことで、風力を電力へと変換します。

風力発電で使われる風は弱すぎても強すぎてもいけないため、
どこにでも設置できるものではありません。

また、出来るだけ安定して発電を行うためにも、
多くの場合は、山の上や沿岸に設置されています。

しかし、太陽光とは違い、
風さえ吹いていれば夜でも発電できるという特徴を持っています。

最近では、風が安定して吹いている
海の上での風力発電に注目が集まっています。

水力発電

再生可能エネルギーの中でも、
もっとも古くから活用されてきたのが水力発電であり、
なんと110年以上前から使用されてきました。

水力発電は、水の流れで水車を回すことにより電力が発生します。

最も有名なのは、
ダムのから水を放水するときの力を使うダム式発電所でしょう。

現在ではこのような大規模な水力発電所ではなく、
比較的小さな水力発電所の開発が進められています。

この中小型の水力発電所は、自然の形をそのまま利用することができるので、
大規模な施設をつくる必要がありません。

バイオマス

まず「バイオマス」という言葉の意味は、天然ガスなどの化石資源を除いた、
動物や植物などから出来る有機性の資源で再生可能なもののことを指します。

このバイオマス発電では、
有機性資源である木くずやごみなどを燃焼、もしくはガスを発生させることで、
発電機にとりつけられたタービンを回し、発電しています。

ごみを燃やすことで二酸化炭素が排出されるのではと思われますが、
植物を燃やしても二酸化炭素の増減に変わりはない
といった”カーボンニュートラル”という考え方があるため、
二酸化炭素を増加させることはありません。

燃料を燃やすことで発電を行っているため、
自然環境に依存している発電方法と比べてみても、
安定して発電できるというメリットがあります。

地熱発電

地球内部でつくられる熱を利用するのが、地熱発電です。

主に火山活動などで発生したマグマの熱が、
地上から浸透してきた雨などを蒸気に変えます。

この蒸気が地下1000m~3000m付近にたまるので、
井戸を掘り、この蒸気を取り出すことで、
発電機につながったタービンを回して発電します。

多くの火山帯がある日本では、
この地熱による資源が非常に豊富にあるわけです。

 

以上の5つ以外にも、

  • 太陽熱利用
  • 雪氷熱利用
  • 温度差熱利用
  • 地中熱利用

といった種類の再生可能エネルギーがあります。

 

再生可能エネルギーが求められる背景は?

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日本国内の発電方法は、火力発電が約8割を占めています。

なぜ新たに再生可能エネルギーの使用が、
これほどまでに推し進められているのでしょうか。

それは、

  • 資源枯渇問題
  • 二酸化炭素排出量
  • エネルギー自給率の向上

主にこの3つの理由があります。

資源枯渇問題

日本が依存している火力発電は、天然ガス・石炭・石油といった、
化石燃料と呼ばれるものを燃料に使用しています。

しかしこの化石燃料は、一度使用すればなくなってしまう有限な資源です。

現在、確認できている埋蔵量は、

  • 石炭・・・ 約110年
  • 天然ガス・・・ 約60年
  • 石油・・・ 約50年

となっており、資源が枯渇するという問題はもう目と鼻の先に迫ってきています。

二酸化炭素排出量

地球温暖化の危険性が声高に叫ばれている中、
その原因となる二酸化炭素を、日本は世界で5番目に排出しています。

さらに「パリ協定」という、地球温暖化対策のための国際ルールも発効したことから、
本格的に地球温暖化対策を行う必要が出てきました。

前述でもあるように、日本はその発電量の8割を火力発電に頼っています。

しかしこの火力発電、中でも石炭の燃焼は、
二酸化炭素の排出量が非常に多くなっています。

そこで、日本の二酸化炭素削減目標達成のためにも、
再生可能エネルギーによる二酸化炭素を排出しないエコな発電が求められています。

エネルギー自給率の向上

火力発電にはまだ問題点があり、
それは、「燃料となる化石燃料はほとんど輸入に頼っている」という点です。

もし世界情勢が変わり、化石燃料が輸入できなくなれば、
日本は非常に大きな混乱に陥ることになります。

 

以上のように、火力発電に依存している状態から抜け出すためにも、
自国の資源で発電ができる再生可能エネルギーが必要とされています。

 

再生可能エネルギーの電力を自分で選択できるのか?

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2016年4月から電力自由化が始まりまったことにより、
様々な会社が電力を販売しています。

それに伴い、再生可能エネルギーで発電した電力を、
一般家庭でも買うことが可能になりました。

 

ただし注意したい点があり、それは、
再生可能エネルギーで発電した電気のみを販売している会社はない
という点なのです。

電力自由化によって、電気を購入する会社を選べるようにはなったものの、
各家庭への送電方法は変わっていません。

各会社が発電した電力は、どのような発電方法であっても、
電気を各家庭に配るための変電所に一度集められます。

それによって、火力発電の電力も、太陽光発電の電力も、
すべて混じりあってしまうのです。

このように様々な電力が混じりあって、各家庭に電力が送られているため、
再生可能エネルギーのみの電気を購入することは出来ません。

 

現時点では、送電方法の問題や再生可能エネルギー発電の不安定さなど、
まだまだ多くの問題が残っているわけですが、
人々がエコな発電に注目し、それを選択する人が増えることで、
100%再生可能エネルギーを使用して発電した電気が買える時代が来るでしょう。

 

まとめ

再生可能エネルギーとは、
太陽光、風力、水力、バイオマス、地熱などを使用するエネルギーの事です。

二酸化炭素量の削減や火力発電への依存を小さくするためにも、
再生可能エネルギーを使った発電が注目されることが必要です。

 

100%再生可能エネルギーを使った電力の購入は今のところ出来ませんが、
発電方法が再生可能エネルギーを多く使った電力会社を選ぶことで、
世の中が少しでもエコな環境になる助力となるでしょう。