急に寒くなってきたので暖房器具を使い始めたら、
いきなりブレーカーが落ちちゃった!
そもそもブレーカーの分電盤ってどこにあったっけ?
いきなりのブレーカー落ち、困りますよね。
まずびっくりしますし、それが夜だったりしたら、
真っ暗で怖くなるのではないでしょうか。
1人暮らしの人も、家族がいる人も、
適正なアンペアで契約することと、
電化製品を正しく使うことがポイントです。
ブレーカー落ちでイライラしないためにも、
ぜひ参考にしてくださいね。
ブレーカーが落ちる原因とは?
Original update by : 写真AC
ブレーカーは、なぜ落ちるのでしょうか?
その主な原因として、
- 電力の使い過ぎ
- 漏電
が考えられます。
1.電力の使い過ぎ
電化製品を一度に多く使いすぎると、
電力会社と契約したアンペアを超えてしまい、
アンペアブレーカーが切れてしまいます。
この場合は、電化製品の使用方法を見直し、
同時に使う製品を減らすことで解決できます。
ただし頻繁に切れる場合は、
契約アンペア数を見直す必要があります。
2.漏電
次に漏電ですが、漏電ブレーカーが切れる場合、
配線もしくは電化製品が漏電している可能性があります。
電化製品の漏電は、故障やショート、絶縁体の劣化、
結露や湿気、雨水の侵入などが原因で起こります。
この場合は、業者に電気工事や配線工事を依頼する必要があります。
個人で直そうとすると、感電する恐れもあり危険ですので、
プロに任せるようにしましょう。
ブレーカーが落ちた時の直し方は?
〇アンペアブレーカーが落ちた場合
アンペアブレーカーが落ちた時は、電力の使い過ぎが原因。
使っていた電化製品の電源を切ってから、
ブレーカーを元に戻しましょう。
アンペアブレーカーは大抵、
分電盤の左側にある40Aとか60Aとか表示してある大きなものです。
[切]を[入]に直してください。
〇漏電ブレーカーが落ちた場合
漏電ブレーカーが落ちた場合は、まず漏電している回線を探します。
- アンペアブレーカーが[入]になっているか確認し、配線用遮断器をすべて切ります。
(配線用遮断器は、分電盤の右側にあるたくさんスイッチがあるもので、
安全ブレーカーとも呼ばれます) - アンペアブレーカーと配線用遮断器の間にある漏電遮断器を[入]にして、
配線用遮断器を一か所ずつ[入]にしていきます。
(そうするとどこかで漏電遮断器が切れる回路がでてきます。
そこが問題のある回路になります。) - もう一度配線用遮断器をすべて切り、漏電遮断器を[入]にして、
さきほど漏電遮断器が切れた回路を除いたすべての配線用遮断器を[入]にします。 - 問題のある回線が特定出来たらなるべく早く工事店や専門家に連絡し、
点検してもらいましょう。
配線用遮断器(安全ブレーカー)が落ちた場合は、
1回線での使用がオーバーしたことが原因ですから、
使用時間をずらすか、他の回線を使うなどして調整しましょう。
一度コンセントを抜いてから、ブレーカーを元に戻します。
ブレーカーが落ちないようにするための対策とは?
Original update by : 写真AC
大切なのは、ブレーカーが落ちて慌てるのではなく、
常日頃から電気の使い方に気を配ることです。
家にある電化製品の消費アンペアを理解し、
一度に大量に消費することがないよう、
時間帯をずらすなど考えながら上手に使う事がポイントです。
アンペア数の高い家電例としては、
- 14A:オーブン・卓上IHクッキングヒーター
- 13A:食器洗い洗浄機・炊飯器・ドラム式乾燥機
- 12A:ドライヤー
- 10A:掃除機・電気ケトル
- 6A:エアコン
などが上げられます。
ドライヤーは高いですね。ドライヤーを節電で使う裏ワザには、
- 乾燥した部屋で使う
- 冷風も使って乾かす
- ヘアキャップで水分を取ってから使う
- 究極はショートカットにする
などがありますよ。
まとめ
いかがでしたか?アンペア数など参考になったでしょうか?
一度リストアップして、
契約アンペア数を見直して見るのもいいと思います。
電力会社への通知や、
ブレーカーの交換工事(有料の場合もあり)が必要になりますが、
アンペア数によって電気代の基本料金も変わってきます。
2016年に電力が自由化されたことで、
今が電気料金を見直すいいタイミングかもしれませんね。