電気風呂って銭湯でよく見るけど・・・
どんなお風呂なの?
どんな効果があるんだろう?
電気風呂に入る際に注意する事ってあるの?
最近、スーパー銭湯が増え、炭酸風呂や低温風呂など、
色々な種類のお風呂を利用できるようになりました。
なかでも電気風呂は、多くのスーパー銭湯に設置されています。
この電気風呂ですが、どのようにして電気を発生させているのでしょう?
どんなお風呂なのかわからないまま入るのは少し不安ですよね。
今回は、そんな電気風呂について、その仕組みと効果から、
入る際の注意点までをまとめてみました。
どうやって電気が発生してるの?電気風呂の仕組みとは?
電気風呂はお風呂に電源装置が埋め込まれていて、
そこから発生させた微弱な電気(低周波※)を、電線を通して、
浴槽内に設置した電極板間に通電させるという仕組みです。
周波数が高いと刺激も高くなります。
※低周波とは・・・
電気風呂に使われる電流は、電気の流れる方向が、
1秒間に何十回も変化して流れており、変化する回数を周波数といいます。
その周波数が低いものを低周波といいます。
電源装置の違いによって電流がかわるので、
それによって電気風呂にはいくつかの種類があります。
- 連続的な刺激を与えるベーシックタイプ
- マッサージを受けているようにもまれる感じのタイプ
- 肩たたきのようにたたかれているような感じのタイプ
- 1~3の全てが可能なタイプ
電気風呂の効果効能とは?
電気風呂は整形外科などで行う、
「低周波治療に似た効果がある」とされていますが、
残念ながら化学的根拠はありません。
しかし、低周波電気を通すことで筋肉が収縮し、
入浴による血流の促進と相乗効果で血行がよくなるともいわれており、
効果を実感する人も多くいます。
具体的な効果としては、
- 肩こり・腰痛改善
- 血流がよくなる
- 関節炎がよくなった
- 疲れがとれやすくなった
などがあげられます。
初めて入る時はピリピリとする感じがして、
入るのを躊躇してしまう人も多いかと思いますが、
そのピリピリも次第に慣れてくるので、
思い切って入って効果を実感してみて下さい。
電気風呂に入浴するときに気をつける事や注意点は?
Original update by : 足成
公衆浴場では入り口に、
「入浴できない人の注意書き」があります。
まずそちらを確認し、入浴できない人に該当する場合は、
電気風呂だけでなく、入浴自体を避けましょう。
その中でも電気風呂は少し特殊なお風呂なので、
下記の人は絶対に入浴を控えて下さい。
- ペースメーカーをつけている人
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心臓、肝臓、腎臓に病気を持っている人
- 妊娠中の人や高齢者、乳児
- 神経過敏やてんかん症状がある人
- 皮膚に外傷や潰瘍のある方
電気風呂は特殊なお風呂ですので、
注意を守らないと危険を伴う恐れがあります。
浴場にも注意書きなどが貼ってあると思いますので、
必ずそれを読んで、無理をしないで入浴しましょう。
また、その他の部位でも身体的な不安があるという方は、
念のため医師相談することをおすすめします。
その他の注意としては、
アクセサリーなどの金属類は必ず外して入浴して下さい。
アクセサリーなどの貴金属をつけたまま入浴すると、
電流を強く受ける可能性があり危険です。
また、入浴にはただでさえ体力をつかいますし、
その中でも電気風呂は血流がよくなることなどと言われているので、
無理をして1度に長時間入らず、
1回3分程度を1日2~3回にわけて入ってください。
まとめ
いかがでしたか?
電気風呂の簡単な仕組みと効果がわかりましたが、
入浴の際は自分が入っても大丈夫か、
きちんと確認することが大切ですね。
- 電気風呂とは ・・・
低周波のお風呂のこと - その効果は ・・・
肩こり改善、腰痛改善、血行促進 など - 注意点は ・・・
持病等があり、注意書きの入浴不可に該当する人は入浴しない。
アクセサリーを外し、長風呂を避ける。
今まで「なんとなくピリピリするから」、や、
「効果がよくわからない」と思って入ることを避けていた方。
ピリピリは入っていれば自然と慣れますし、
肩こりや腰痛緩和などに効果を実感している人が多数いますので、
是非一度電気風呂をお試し下さい。