エアコンの室外機の掃除と電気代に大きな関係があるって本当?
どのくらい電気代が節約できるのか知りたいな!
エアコンを使うためには室外機が必要です。
エアコンと室外機は2つ揃っていないと、その役割を果たすことができません。
エアコンの掃除をすることはあっても、室外機の掃除をしたことはありますか?
室外機は、例え汚れても室内の冷気が汚れることはないので、基本的にメンテナンス不要の機器です。
しかし室外機が汚れることで、電気代に大きく影響しているとしたらどうでしょう。
ここではエアコンの室外機と電気代の関係性を見ていきましょう。
エアコンの室外機を掃除すると電気代が節約できるってホント?
エアコンの室外機がどんな役目を果たしているかご存知でしょうか。
エアコンの室外機は部屋の中の熱を外に排出しています。
そしてエアコンから冷風を送ることで、快適な室温にしていくわけです。
ところが室外機が汚れていると、効率よく熱を外に排出することができなくなります。
室外機の中にはフィンと呼ばれるパーツがあり、このフィンが回転することで熱い空気を外に出しています。
ですが長年の使用でこのフィンにほこりが溜まってしまうと、熱が排出されずにどんどん溜まってしまうのです。
エアコンは熱を押し出して部屋を快適にするために、余計に電力を使います。
フィンのほこりで熱が溜まりやすい分、余計に電力を消耗していくことになるので、電気使用量は増えることになります。
ですから定期的に室外機やフィンを掃除しておくことで、効率よく熱を排出して、最低限の電力で部屋を適温にできます。
室外機を掃除しておくことは、電気代の節約に繋がっているのが分かりますね。
エアコンの室外機を掃除すると月間いくら電気代が節約できる?
エアコンの室外機を掃除することで、電気代の節約ができるのが分かったところで、実際にどのくらい節約できるのか気になるところです。
熱交換の効率が良くなることで、電気代は節約できます。
実際に月間、いくらになるかというと…
1時間あたり1円~2円ほど電気代が安くなります。
その結果、1ヶ月の電気代が350円ほどになり、半年で2000円もの節約ができるのです。
これまでの電気代の5%~8%の節約効果が期待できます。
もちろん最新の機種を使えば、もっと節電効果は得られるでしょう。
ただ、一般的なエアコン使用に関するデータなので、状況によっては変わってきます。
家族が多い、エアコンを1日中つけている、設定温度が低いなど、これらを見直すことで、更なる節電も可能です。
室外機の掃除は自分でできるもの?
室外機を掃除すれば電気代が節約できる上に、エアコンの効き方も変わってくることが分かりました。
でも掃除って大変なのでは?と考えてしまうのは私だけではないでしょう。
室外機の掃除は自分で、できるものなのでしょうか。
気になる室外機の掃除について見ていきましょう。
表面の汚れは自分で掃除も可能
エアコンの室外機の掃除は、汚れがひどくなければ、自分で掃除することは可能です。
でも、難しそう、面倒だな、と思う人もいるでしょう。
まずは自分でできる1番簡単な方法を見ていきましょう。
最初に行うのは、室外機の周りやフィンをチェックして、どの程度汚れているかを確認することです。
ほうきを用意して、室外機の周り、裏側など、外側の落とせるほこりを落としてみましょう。
取れにくい細かいほこりは、掃除機で吸引します。
もっと言えば、歯ブラシなどで細部をこすりながら、ほこりを落として掃除機で吸い取れば、かなりキレイになります。
周りに落ちている枯葉、虫の死骸、蜘蛛の巣なども取り払っておきましょう。
これだけでも室外機は十分にキレイになります。
室外機の中身は無理をせず業者のクリーニングを検討する
ただ何年も掃除をしたことがない、フィンの奥までゴミが詰まっている、自分で掃除をするには困難な場所にあるなど、掃除が難しい場合もあります。
そんな時は、無理をせずに業者にクリーニングをお願いしましょう。
プロの業者ならウォッシャーという道具を使って、室外機の内部やパーツまでお掃除してくれます。
頑固な汚れやしつこい汚れも細部までキレイになります。
また専用の薬品を使うので、室外機が故障したりパーツが錆びるといった心配もありません。
室外機の掃除はエアコンがフル稼働する前の5月、6月、または、10月11月くらいが良いでしょう。
定期的に掃除するのであれば、年に一度でも問題ありません。
室外機は掃除以外にも節約できるテクニックがある!
室外機を掃除するほかにも、エアコンの電気代を節約する方法があります。
一言で言ってしまえば、室外機に熱を溜めないようにすることです。
室外機そのものが熱くなると、熱交換の効率が悪くなるので、無駄な電気を消費してしまいます。
日頃から、室外機のチェックを行いましょう。
できるだけ熱を持たない様な使い方の工夫
まずは、エアコンの室外機に熱を持たせない工夫をすることです。
今すぐにでもできるのが、周りにものを置かないこと。
室外機からは室内の暖かい空気が排出されます。
目の前にものが置いてあると、排出された空気が置いてあるものにぶつかって逃げ場を失ってしまうのです。
結果、室外機周辺に熱がこもり、室外機自体が熱を持つことに繋がります。
また、極端に気温が高い日は、室外機そのものが熱くなりやすいです。
その場合は室外機とその周辺に打ち水をして、温度を下げましょう。
室外機が熱くなっている場合は、天板にそっと水をかけてみましょう。
室外機の内部に水が入ると故障の危険があるので注意しながら行うのがポイントです。
専用ケースや、すだれなどで熱を遮断する
室外機が熱を持つ原因のひとつが直射日光です。
基本的に室外機は直射日光の当たらない場所に置くことが大切です。
しかし部屋の場所や立地によっては、時間が来ると直射日光が当たることもあるでしょう。
そんな時は専用ケースやすだれなどの日よけを設けて、室外機が常に日陰になるようにしましょう。
室外機から少し離して植物を植える・置くのもおすすめです。
日よけを置く場合も室外機に近すぎると熱がこもるので、15センチ以上離して置くようにしてください。
金属など熱を持ちやすい素材では逆効果になるので、素材にも気を付けたいところです。
日よけを設置する時は、排気口をふさがないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
エアコンの室外機をキレイにしておくことで、電気代節約に繋がることが分かりました。
基本的には掃除をしなくても良いものなのですが、やはり長年使っているとほこりがたまります。
ほこりによって熱を排出する機能が衰えると、余計に電気代がかかってしまうので、ほこりを取り除くと有効なのです。
室外機はほうきや掃除機を使って自分で掃除することも可能です。
長年のほこりが蓄積している場合は、プロのクリーニングをお願いした方が効率が良いでしょう。
普段から室外機が熱を持たないように、日よけやカバーをすることや、暑い日には打ち水をするなど工夫していくと、より節電効果が得られます。
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