太陽光発電の基礎知識

太陽光発電の発電量が一番高い季節は?夏は効率が悪いの!?

更新日:

太陽光発電は、真夏に一番発電するんじゃないの?

夏は太陽の日差しが強いのに、なぜ発電効率が悪いの?

発電量が一番高いのはどの季節?

 

 

太陽光発電は、
太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する発電システムです。

太陽のエネルギーが一番強い真夏には、
さぞ発電量が増えるのだろう、と期待している方も多いと思いますが、
実はそれ程、発電量は多くないのです。

 

  • なぜ夏場は発電効率が落ちてしまうのでしょう。
  • 一番発電効率の良い季節とはいつなのでしょう。

 

今回は、太陽光発電に一番適した季節についてご説明していきます。

これから導入を考えている方は、是非、参考にしてください。

 

太陽光発電の発電量が最も高くなる季節はいつ?

Original update by : 写真AC

 

太陽光発電は、太陽の光エネルギーを電気に変換するため、
太陽が出ている日中にしか発電しません。

日照時間が長ければ長くなるほど、太陽の日差しが強ければ強いほど、
「発電量が多くなる」と考えがちなのですが、
実は「真夏の猛暑日は発電量が落ちる」のです。

それは各メーカーの「推定発電量」からも確認できます。

東芝製5.0KWの場合(設置場所:東京都)

発電量(kw/h)
1月 538
2月 513
3月 544
4月 561
5月 567
6月 465
7月 493
8月 549
9月 424
10月 440
11月 440
12月 488

8月も549kwと高い発電量ですが、4月の561kw、5月の567kwには及びません。

 Panasonic製の5.0KWの場合(設置場所:大阪府)

発電量(kw/h)
1月 410
2月 416
3月 526
4月 565
5月 589
6月 501
7月 547
8月 590
9月 477
10月 478
11月 404
12月 408

こちらは8月の発電量が590kwと年間最高ですが、
突出して高いわけではありません。

4月の565kw、5月の589kw、この時期の発電量も8月とほぼ同じです。

 

実際に太陽光システムを導入している方のブログなどを見ても、
5月の売電金額が年間で1番高額だという方が多いです。

これは、5月は発電効率が最も良いのにもかかわらず、
自宅での電気使用量が少なくて済むからとも考えられます。

 

太陽光発電の発電量が決まる要因とは?

スポンサーリンク


そもそも太陽光発電の発電量は、
どのような要因が影響してくるのでしょうか。

主な要因として次の4つが挙げられます。

  1. 日射量や日照時間
  2. ソーラーパネルの方角と角度
  3. 影や汚れ
  4. ソーラーパネルの温度

 

特に夏の発電量に影響するのが 4.なのですが、
まずは一つ一つ確認していきましょう。

1.日射量や日照時間

日射量や日照時間が多い方が発電量は増えます。

雨の日や曇りの日でも発電はしますが、量はそれ程期待できません。

また、秋分を過ぎて日照時間が短くなると、どうしても発電量は落ちてきます。

2.ソーラーパネルの方角と角度

最も発電効率が良いと言われているのが、
「真南で傾斜角が25°~30°」にパネルを設置した時だと言われています。

屋根の向きが真東や真西だと、発電効率が15%程落ちてしまいます。

3.影や汚れ

パネルの向きが最適な方角や角度を向いていても、
高いビルの影になる時間があったり、パネルの表面に汚れがあれば、
その分発電量は落ちてしまいます。

4.ソーラーパネルの温度

日射量、日照時間とも十分な真夏に発電量が落ちてしまうのは、
ソーラーパネルの温度が関係しています。

○ ソーラーパネルは高温に弱い

ソーラーパネル内部のシリコンは、
温度が上がると機能が低下するという特性を持っています。

そのため、日差しの強い真夏には発電効率が落ちてしまいます。

○ ソーラーパネルの基準温度は25℃

ソーラーパネルのカタログに記載されている発電量は、
25℃を基準に計算されています。

25℃から1℃上がると、発電効率が約0.4~0.5%落ちると言われていますので、
例えば、8月の猛暑日・表面温度が70℃の場合、

 70℃ - 25℃ = 45℃  45 × 0.4% = 18%

20%近く発電効率が落ちてしまうのです。

 

太陽がギラギラしている真夏の発電量が4月や5月と同じくらいになるのは、
ソーラーパネルの表面温度の上昇が原因なのでした。

 

発電量が最も良くなる条件とは?

Original update by : 写真AC

 

それでは上の要因を踏まえて、
どのような条件の時が、一番発電効率が良くなるのでしょうか。

  • 日照時間が長くなる春分の日から秋分の日の間まで
  • 6月~7月の梅雨時や、9月の秋の長雨の時期以外
  • ソーラーパネルの表面温度が高温になり過ぎない

 

地域の気候によって変動しますが、
最も発電効率が高く発電量が多い季節は、全国的に穏やかな晴天が続く、
3月から5月の「春から初夏にかけて」と言えるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

太陽光発電は日差しの強い真夏に一番発電量が多くなると思いがちですが、
実はソーラーパネルは高温に弱いため、発電効率は大きく落ちてしまいます。

発電に一番適した季節は、

  • 日射量や日照時間が安定している
  • ソーラーパネルの温度が高温にならない

 

という条件を満たしている「春から初夏にかけて」と言えるでしょう。

特に5月は家庭での電気使用量も少なく、売電金額が大きくなる月でもあります。

 

しかし、いくら発電量が多い季節でも、
「ソーラーパネルの方角と角度が悪い」、「パネルに影や汚れがある」と、
発電効率は悪くなってしまうので、導入の時にはその点にも気をつけてください。

-太陽光発電の基礎知識

Copyright© 太陽光発電メリットデメリットnavi , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.