太陽光発電で得をする為に注意する事

太陽光発電の発電量が下がる原因は?効率良く発電するには?

高いお金を出して太陽光発電を導入したのに、発電量が少なすぎる…

どんな原因で発電量が低下してしまうの?

効率よく発電するには何かコツがあるの?

 

 

太陽光発電の導入コストは、
以前に比べればかなり下がってきたとはいえ、まだまだ高額です。

しかし、上手に売電することが出来れば、
約10年で初期費用を回収できると言われています。

それなのに、
設置後の実際の発電量が期待していたよりもずっと低かったら…

生涯設計も崩れてしまいますし、
なんだか詐欺にあったような気分になってしまいますよね。

 

今回は、どんな時に発電量の低下が起こるのか、
その原因と対処法を解説していきます。

発電効率を上げるコツもご紹介していきますので、
是非、参考にしてください。

 

太陽光発電の発電量が下がる原因は?

Original update by : 写真AC

 

まず初めに、その発電量の低下が「許容範囲内」のものなのか、
何か「トラブルが原因」なのかを見極めなければいけません。

 

例えば太陽光発電を導入する際に見た、
パンフレットに載っている発電量が5kwだった場合、
天候や気温などの気象条件により3~4kwしか発電しないことは良くあることです。

ソーラークリニック・太陽光発電ユーザー支援サイトなどで、
自分の地域の予測発電量を確認してみましょう。

数値にそれ程開きが無ければ、
その発電量の低下は許容範囲内のものと判断して良いでしょう。

しかし、その数値をはるかに下回っていた場合、
設備にトラブルが発生している可能性が考えられます。

 

考えられるトラブルの原因として、次の4つが挙げられます。

  1. ソーラーパネルに問題がある
  2. パワーコンディショナーが故障している
  3. ケーブルが切れてしまっている
  4. 電圧抑制がかかっている

 

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

1.ソーラーパネルに問題がある

太陽の光を直接浴びるソーラーパネルに問題が起これば、
当然発電量は低下してしまいます。

ソーラーパネルに起こるトラブルとして、次の2つが考えられます。

セルを結ぶ線が切れてしまっている

ソーラーパネルは「セル」と呼ばれる太陽電池を板状に繋げて出来ています。

セルは縦横に並んでおり、1列ごとに「バスバー電極」とよばれる、
発電した電気を流す線で結ばれています。

このバスバー電極が1ヶ所でも断線してしまうと、
そこに繋がっている電気はそこを通れなくなってしまい、発電量の低下を招きます。

また、電気が他のバスバー電極に流れることによって、
残った電極にも負担が掛かり、新たな断線を招く可能性も出てきます。

断線は経年劣化によるものが多いのですが、
配線の時に±を間違えてしまったなど、施工に問題があるケースもあります。

パネルの表面が汚れている

パネルに汚れが付くと、発電量は落ちてしまいます。

特に黄砂や花粉の時期は汚れやすいので注意が必要です。

また、台風の時に物が飛んできてパネルが割れることがあると、
やはり発電量が低下してしまいます。

2.パワーコンディショナーが故障している

 

メンテナンスフリー」、「耐用年数が長い」、
と言われているこの太陽光発電システムですが、
その中でパワーコンディショナー(パワコン)は比較的故障の多い機器です。

パワコンに不具合が生じていると当然発電量は少なくなりますので、
早めに気付いて修理することが必要になります。

 

主な故障原因としては、

  • フィルターの目詰まり
  • 水や粉塵の侵入
  • ニューズ切れ

 

などが挙げられますが、
導入して間もないのであれば、「初期設置不良」という可能性もあります。

3.ケーブルが切れてしまっている

太陽光発電システムには、

ソーラーパネル → 接続箱 → パワコン → 分電盤

 

など、様々な機器が繋がって構築されています。

発電量が極端に少ない場合、
それぞれの機器を繋ぐケーブルがどこかで切れている可能性があります。

ケーブルが切れてしまえば電気を送ることが出来なくなるため、
当然発電量が低下してしまうのです。

4.電圧抑制がかかっている

パワコンの表示盤や、電力モニタで目にしたことがある方も多いと思いますが、
電圧抑制が掛かってしまうと、発電量そのものが抑えられてしまいます。

電圧は法律で95V~107Vの範囲を保つことが決められています。

パワコンを通る電気が法律で規定されている107Vという電圧の上限値に近づくと、
電圧抑制装置が働き、これ以上電圧が上昇しないように発電量を抑えてしまうのです。

 

この電圧抑制が起こる原因として、次の2つが挙げられます。

  1. 電線内の電圧が高い場合
  2. 住宅内の配線に問題がある場合

電線内の電圧が高い場合

「電線」とは、家の外の送電線の事です

屋根で作った電気を売電する時には、この電線に電気を流すのですが、
電気は水と同じように高いところから低い所に流れます。(高圧→低圧)

何らかの原因で外の電線の電圧が高い場合、
それ以上の電圧をかける必要が出てくるわけですが、
107Vという上限を超えそうになると、発電量が抑制されてしまいます。

電線内の電圧は、工場や大型商業施設の周辺で高くなりがちです。

住宅内の配線に問題がある場合

電圧が高くなる原因として、住宅内の配線が「細くて長い」ことが考えられます。

パワコンの出力端と売電用メーターの2ヶ所で電圧を計測して、
電圧差が2Vを超えてしまう場合には、
太くて短いケーブルに見直すことで改善が見込めます。

 

効率良く発電するコツは?

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発電量の低下には様々な原因があることが分かりましたが、
外見をパッと見ただけではどこに原因があるのか、素人では判断できません。

まずは施工業者や専門業者にチェックを依頼し、原因を特定しましょう。

パネルの汚れなどは自分で掃除できそうな気もしますが、
屋根に上る作業は非常に危険を伴いますので、
こちらも業者にお願いした方がやはり良いでしょう。

 

原因を排除して正常運転できるようになった上で、
自分で出来ることは何があるでしょうか。

効率よく発電するコツとして次の2つが挙げられます。

  • 発電量が落ちていないか明細を細かく記録する
  • 月に一度外観を確認する

 

電力メーターで毎月の発電量をチェックし、前月や前年同月と比較しましょう。
気候変動が無いのに発電量が落ちているようでしたら、故障も考えられます。

また、月に一度は外観を確認して、パネル表面に異変が無いか確認します。
特に台風の後などは注意して観察することが大切です。

 

早期に故障を発見し、メーカーの保証期間が切れる前に、
出力が低下したセルや配線を無償で交換してもらえば、
継続して発電量を保持していくことが可能になっていきます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

高いお金を出して導入した太陽光発電ですが、
期待通りに発電しないことがあります。

天候以外の要因として、次の4つが考えられます。

  • ソーラーパネルに問題がある
  • パワーコンディショナーが故障している
  • ケーブルが切れてしまっている
  • 電圧抑制がかかっている

 

素人では原因を突き止めることは難しいため、
施工業者や専門業者に依頼をし、対応してもらいましょう。

トラブルが解消されて正常運転できるようになったら、
毎月の発電量を記録したり、外観をチェックして、
故障を早期発見できるようにしておきましょう。

メーカーの保証期間内に修理・交換してもらえれば、
継続的に発電量を確保することに繋がります。